帽子の つくりかた?
素人の粗雑さ大暴走
私なりの方法、ということで…

導入↓ 素材↓ 手順↓

実際に作りたい人は

web上で素人How toがあるサイトは見つけてません。
本がいっぱい出ているので、図書館で探してください。
大概はムック系の型紙付きです。

* 型紙作りから始めたい人は *
『文化ファッション講座 工芸1』文化服装学院編 文化出版局1991 が、オススメです。
帽子等のあゆみ、古代から現代までの図版など、色々な説明もあって面白いです。
靴と鞄も載っています。

 

導入

 人の頭は周囲57cm(ゆるみ込Ave)の半球。正確には前後に長い楕円らしいが、ここでは気にかけない。つまり、口が57cm、深さ15cmくらいの袋が帽子になります。しかし丸い頭に四角い袋をかぶせると余分が出来てしまいます。半球に平面である布がフィットするよう切り分けたのが以下のパターンです。

数字はそのパーツの必要枚数。
ルーズなトレースなので、このまま使ったりしないで下さい(汗)

ここから足したり引いたりして、自分の形を作ります。
イチから自分で組み立てても勿論OKですが、それなりに大変です。袋形は割と簡単だけど。

 この、頭に添う部分をクラウンと呼びます。底(天井?)があるものはトップクラウン、側面をサイドクラウンと言います。頭周となるかぶり口はサイズ元、鍔(ツバ)はブリムです。

 

素材

 服などと違い、布量が少なくて済むので、ハギレでも賄えてしまうのが良い所。私の最初の帽子は古ニットマフラーで作りました。
工夫すれば20cm角のフェルト数枚で充分。「20cm²フェルトで作る帽子の本」とか出来たら幸せだなぁ…

 

手順

* * 3日坊主は2日で作る。* *
 元来不器用で飽きっぽい私は、帽子作りを始める上で、いくつか約束事を決めることにしました。

1)手縫いと編物はしない。
作業が遅い上に汗っかきで、製作中に汚くなり途中で止めた経験が何度もあったので。

2)布を切ったら、その日の内に完成させる。
熱が冷めたら再開するのは大変です。

他、3)型紙が完成するまで布は買わない。
と、いうのもあったのですが、ウヤムヤに…(苦笑)

 自分の特性を考えて、作業を組み立てるのが宜しいかと思います。以下は私の方策です。

 大体の形とcmを、ウンウン考えて捻り出したら、そのスケッチを元にパソコンのドローソフトで製図しています。以前はワープロソフトの作図機能を使っていました。手軽へのポイントは、縫代込みのサイズで型紙を作ること。ミシン押さえの幅などで縫代量の見当がつく筈です。出来上がりがちょっとブカブカになっても、風の日にかぶらなきゃ良いのです。縫代を布に写し取る手間を省くと、かなり楽になります。これは私の得手不得手であって、写す作業が好きな方は勿論短縮なさる必要ありません。他に布裁断も好きではないけれど、流石に省けない…。
 出来た型紙はプリントアウトして、切って―-縫います。実際にかぶってみて、おかしい所をパソコンで修正します。補正の度に型紙を写さないで済むのです。これがパソコンでやる利点。プリンタの都合上、A4以上の型紙を出せないのはツライですが。ソフトも型紙引き用ではないため、やり難い面もあります。そしてコピー用紙を縫い始めてからミシンが不調になった気も…。

 * 型紙が出来たら次は縫製です。*
 縫代の始末は点線ジグザグ縫い。バイアステープを縫いつけたりする本もありますが、面倒なのでパス。表同様の裏布をつけることも基本らしいのですが、型崩れしないようならこれも省略。帽子自体の重さで垂れてしまう場合はあります。軽くて張りのある素材や、縫い目の多い構造によって、型崩れを回避します。フェルトは大概、裏布要らず。ほつれないので縫代処理も要らず、とても便利。縫代ジグザグミシンは好きなので必要なくともやってますが。

 * タグをつけよう *
 オリジナルの証、作品にタグをつけるのも楽しみです。黒いバイアステープにプリントゴッコの布用インク白でロゴを押捺。このままでオリジナルリボンですね(笑)。半端に余ったテープで作っておいて、切り離して使います。

* * *

 とまぁ、思いつくだけ書き出してみました。何かの役に立てば幸いです…
疑問、ご意見などは掲示板かメールで、気軽にお寄せ下さい。
問いに答えられるかどうかは自信ありませんが、一緒に悩むくらいは出来ます(汗)

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